On the Sunny Slope

都会でもなく、田舎でもない。そんな街でのんびり生活しながら、気になったモノや愛用しているモノをつらつらと。

晴れの日、卦の日。

自分は美味しいものが好きで、コーヒーも大好きで。

多分、我が家はエンゲル係数高めの部類なんだろうなと思います。

 

だからこそ本当にコストをかける部分については厳密に考えることも少なくないのです。

例えば調理器具を買う時はこの先何年間使い続けられるのかをベースに考えるし、メインテナンスしながら長く使えるものを優先します。

 

食材などもそう。

品質に問題なければ見切り品上等だし、コストコハナマサなどの店も愛用しています。

 

コーヒーもそんなところがあります。

週末や友人が訪ねて来たり、パートナーとゆっくり楽しむためのコーヒーは色々なロースターで買ってみたり、海外旅行に行った時にまとめ買いしてきて冷凍保存してある値段は張っても美味しくて品質の良い豆を使います。

ただ毎日の朝食の時に飲んで、残りをマイボトルに詰めて持っていく普段使いのコーヒーにそこまでのコストはかけられない。

アイスコーヒーは珈琲問屋さんのアイスコーヒーブレンドがセールになると1kgまとめ買いして挽いてもらって冷凍保存しながら使います。500gで1190円と手頃だし、セールだと半額くらいになるので更にお得。コーヒーミルがあるのにお店で挽いてもらうのは、アイスコーヒー用の焙煎が深い豆なので油分が出やすくミルの掃除が大変なのと、冷凍出来れば粉でもそこまで劣化を感じないので。

ホットコーヒーはコストコで取り扱っていたオーガニックのethical bean coffeeを使っていましたが、見かけなくなってしまって次をどうするか悩んでいました。

コストコのPBのKirkland Signatureの豆はスターバックスと提携してハウスブレンドなどを出していますが、全て1kgサイズ。冷凍庫が全てコーヒーに埋め尽くされるのは困るし、味がイマイチの時に使い切れないのも困る。だからついつい手出し出来ずにいたのですが。

ネットで調べてみたら、思いがけないコーヒーを見つけて試してみました。

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業務スーパーで売っているラグジュアリッチ。

400gで368円ととてもお安い。量も我が家なら2週間で使い切れる量。失敗でもダメージは少ない。

試しに買ってみたら、日常使いには丁度良い。

暫くはこれが卦の日の定番で良さそうです。

Homemade American Pies。

夏前にしばらく冷凍パイシートで作っていたAmerican Pies。

バターの香りが素晴らしい冷凍パイシートなのでお手軽だったのですが、大きいパイディッシュでフィリングたっぷりとなるとやはりクラストから手作りにした方が作りやすいし、経済的。

料理は概ね好きなのだけれど、粉物やパン作りは手出ししてこなかったのですが、本を買ったり、ネットで調べて一念発起。

と言うのも、アメリカンタイプのApple Pieはりんごを煮ないでフレッシュのままスパイスや砂糖と混ぜ合わせて作るのが一般的。りんごをどっさり包みたいと深いパイディッシュじゃないと物足りないからなのです。

 

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これは第1弾。練習も兼ねてなので家に残っていた缶詰めでフィリングを作ったCherry Pie。

砂糖は控えめに、アーモンドエッセンスを加えて。やっぱりおいしい!

 

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こちらが今回のメインのApple Pie。

シナモンとナツメグを効かせ、生のりんごを詰めて焼くので歯触りが素晴らしい。

タルトタタンのようにキャラメリゼされた柔らかいりんごも良いけれど、パイはやっぱりこちらが好き。

 

パートナーからもどっちも今までで一番の出来とお墨付きを頂きました。

どちらも挽きたて、淹れたてのコーヒーと一緒に。

 

友達の家にお邪魔するときに焼いて行こうかな。

出張、旅。

9月半ばに出張で金沢へ。
久しぶりに会う仲間や先輩とお話も出来て嬉しかった。

 

大学時代を金沢で過ごした後輩から金沢の美味しいお店を教えてもらって海の幸と日本酒を堪能。

 

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こちらは『いたる』本店さんで。酒と人情料理をうたっている居酒屋さんです。
あまりの人気店で予約でないと入れないことが多く、自分は5時半の開店15分前から並んだのですが、カウンターのラスト一席に滑り込めた感じでした。
居酒屋のカウンターは一人でも二人でも好きなのです。料理をする姿やどんなものがあるのか見えるし香りも届くので。
元気な店員さんの姿を見つつ舌鼓。新鮮な魚に合わせたのは『加賀鳶』のひやおろし
ちょうどひやおろしの解禁直後だったのはラッキーでした。
力強い味わいがアラ煮にも負けず素敵。
料理は突き出しの梅貝煮つけ、刺身盛、珍味三種盛(ホタルイカ沖漬け、イカの墨造り、かにみそ)、金時草のお浸し、鯛のアラ煮、〆のジャコ茶漬け。

 

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こちらは『比那(びな)』さん。どれもとても丁寧なお料理で楽しみました。
選んだのは菊姫の加陽菊酒。柔らかでふくよかな優しい日本酒でした。
料理はコースで盛りだくさん。

最初は鮑の潮煮。鮑と塩と酒だけと言われました。鮑から出ただしが旨味、甘味に満ちて滋味。
続いて地穴子とイクラしょうゆ漬けのお寿司。穴子は柔らかく、イクラは丁度いい塩加減。
蒸し物は松茸の茶わん蒸しに焼き舞茸のあんとウニを乗せたもの。
椀物は熟成させたじゃがいものすり流し。どちらも丁寧に手をかけてあるのを実感。
お造りも色々取り合わせているなかにカブやオクラ、いちじくなどの野菜や果物が合わせてあるのが嬉しい。
焼き物は何種類も魚の串焼きが。どれも塩梅良く、合間にと出された鬼おろしの酢の物が気が利いていて素晴らしい。
最後は鰻の焼き物にご飯と味噌汁、御漬物。自家製の甘酢らっきょうが良いアクセント。
最後はれんこんのきんつば仕立て。
ゆっくりした時間を過ごせて幸せでした。

 

出張旅は仕事と食事に没頭するので、帰って来てから大変です。
体重とか。

 

お土産とココロ。

先週のお盆は実家に帰省して来ました。
お盆を実家で過ごすのは15年以上ぶり。
職業柄、今の職場に配属されるまではお盆はほぼ確実に仕事だったのに加え、今の職場になってからも中々両親とのタイミングが合わなかったこともあり。

 

両親はリタイアしてからそれまでを取り戻すかのように夫婦2人で旅行に出かけまくっています。
アメリカ、カナダ、オーストラリア、ベトナムカンボジア、フランス、スイス、スペイン、ポルトガル…。
帰省する度にたくさんのお土産と、デジカメの画像のPCへの取り込み作業とが待っている感じです。

 

 今回はクロアチアドゥブロヴニクに行って来たとのこと。
我が家から成田空港は車で小1時間なので両親を成田に迎えに行って、そのまま実家に連れて一緒に帰省しました。
長旅で疲れているからバスより車の方が多少は楽かなと思ったので。

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これは今回のお土産に頂いたもののひとつのスイスの練乳結晶キャラメル。
キャラメルなのにホロホロとした不思議な食感で全く歯につかないんですよね。美味しい。コーヒーとよく合います。
ベロアの巾着に入ったパッケージも可愛らしい。

 

両親が買って来てくれるお土産はやっぱり自分の好みのルーツなんだなぁと思います。
スペインのシェリー、ポルトガルのポートワイン、カナダのアイスワイン
ベルギーのチョコレート、スイスのキャラメル。
香りや風味を楽しめるワインやちょっとした甘い物などがすごく好きなのは両親との生活でそういったモノ達と巡り会わせて貰ったからなのでしょうね。

 

改めてありがとう。いつまでも2人とも元気に世界中を飛び回って下さい。

La Mere Poulardへ。

f:id:takepon75:20170812133233j:imageモン・サン・ミシェルに気軽に行くことは出来ないけれど、オムレツなら日本でも食べられるかと思い、有楽町まで。

 

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La Mere Poulardの東京店に来てみた。

ネット予約して来たのだが、予約なしのお客さんは満席ですとお断りされていたので予約しておいて良かった。

 

アペリティフにシードルの飲み比べ。

セレクトしたのはオーガニックの中辛口と甘口2種類の合わせて3種類。

少しずつ楽しめるのがありがたい。

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 アントレはチーズのフライを乗せたサラダ。

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メインはオムレツでタコとオリーブの煮込みを添えたもの。

じゃがいもやパスタがたくさん入っていてボリュームあり。

味付けはココナッツミルクの香りと辛味があり、グリーンカレーのようなスパイシーなソースだった。

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つけあわせにパンがポテトが選べるのでポテトを。

 

デザートはリンゴとキャラメルのクレープ。

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かなりのボリュームで満腹ついでにパートナーの財布の修理が終わったとの連絡を貰っていたのでG・SIXのgentenへ。

10年くらい前に誕生日祝いに送ったヌメ革の長財布のファスナーが壊れたので修理に。

綺麗に直して貰ってまだ当分使えるね。 

 

 

仲間入り。

ずっと悩み続けた結果、我が家に迎えました。

 

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Karitaのナイスカットミルです。

メルカリで粉受けなしの物を安めに落札しました。

粉受けは450ccのステンレスマグカップで代用。

 

挽き目が安定しているのですが、静電気が多いので、ネットで対策を調べた対策として、本体の金属部分とマグカップの下を導線でアースしてみたところ効果は抜群。

静電気は殆ど気にならず使えています。

 

それとこのマグカップの持ち手や大きさも実は重要。

豆を挽いた後にチャフや微粉を払うのにある程度大きい方がやりやすいのです。

 

満足出来るお買い物でした。

最近読んだ本。

レシピ本を買い貯める癖があるのは以前から。
それにつられてライフスタイルの本を買ってみることも増えた。

 

今回は有元葉子さんの『私の住まい考』と石黒智子さんの『探さない収納』の2冊。
有元さんの本は彼女らしい源流主義というか本質主義というかを住まいに当てはめたらこうなるのだなと非常に納得がいく感じの本だった。イタリアや野尻湖に別荘を所有している有元さんのライフスタイルは雲の上のような感じは否めないが、彼女の考えのエッセンスは読んでいて小気味良い。彼女は料理においても生活においても、余分なものは徹底的に削ぎ落とすけれど、それに伴う手間、彼女の好きなものを集めることなどは決して削ったりはしていない。ストイックではあるけれど、悲壮感を感じることが少ないのは自身が何を必要としていて、何を基本に生きているのかを理解して実践しているからなのだと思う。

自分に出来るかどうかは何とも言えない。
一時期は彼女のプロデュースする製品を買って使って少し悦に入る時期が自分にはあった。彼女が勧める自身のプロデュースする『la base』の製品にフライパン、クリステルの鍋、バーミックス、クイジナートのフードプロセッサー。いずれも今でも愛用しているし、自分は使い続けるものだと思う。
ただ、それは自分達のライフスタイルの中の『食』という大きなプライオリティを持つ領域で彼女の作るレシピやキッチンコントロールの仕方が自分達の感覚にフィットしたからだろう。
彼女の旅行についての本や生活スタイルの本は素敵だなと思うけれど自分が同じ生活をしたいかと言われると難しい。
自分は仕事が好きだし、今の仕事のペースでは暮らすように旅をすることは物理的に不可能。住まいは今は広めの家だが、賃貸生活を続ける予定の我が家では実現不能な要素は盛りだくさん。
でも彼女の述べるエッセンスを少しずつ取り入れることは出来ているようにも思う。
旅行に行く時は所謂お土産屋に入ることはほとんどなく、レンタカーを使ってウロウロし、地元のスーパーや雑貨店などで自分達のセンスに合ったものを見つけたら買い求める。住まいは限られた条件の中で使いやすくまとめて生活する。
エッセンスを感じ取りながら、自分達のライフスタイルを積み重ねていくことで新しい生活を作っていける感じを持てるからついつい彼女の本は読んでしまうのだと思う。

 

石黒智子さんの本は今回は自分の中では評価が難しい。
彼女らしいシンプルに生活することを追求した本だとは思うが、彼女の考え方や価値観と自分の考え方の方向性の強い違いを感じてしまったからだ。
彼女の本を読みながら、彼女と彼女の夫、姑、息子などの家族の話が出てくる度に何故だか違和感を感じることが以前からあった。
キッチンの設計の際に夫婦で話し合い、息子さんも含めた家族全員が使えるキッチンを設計した考えは大賛成だし、そのことを追求して時間の経過の中で成長するキッチンを作っていく思想も素敵だと思う。
有元さんのようにある意味浮世離れした感じは少ないし、現実味のある価格のものやDIYで仕上げることも厭わないあたりはとても素敵だなと思う。

じゃあどこに違和感を感じているのかと言うと、彼女の他者との距離感なのだ。
彼女の家庭では近年は夫が料理やキッチンワークをしている。
彼女の文章にはそのことが触れられており、彼女の仕事はコーヒーを淹れることになっているようだ。それもご夫婦で決めたことなのだろう。ただ、彼女の文面から、彼女が夫のコーヒー抽出の技術を信頼していない様子が見て取れるのだが、彼女の伝え方が酷くエゴイスティックに感じてしまったのだ。
それは彼女と姑さんの関係にもしかり。彼女は姑はただの他人であり、自分の家族ではないと断言している。彼女と姑さんの関係の全部が見えない以上、彼女だけの問題であるとは言えないけれど、姑さんから見たら、息子と孫は血縁の家族だけれど彼女本人は他人だったと言うことにもなるのだろうし。
ただ、世間に出版される書籍、ずっと保存されることになる書籍に載せる文章としてはどうなのだろうかと思わされてしまったのも事実。
自分が彼女に感じる違和感は彼女の行動やライフスタイルは全て『彼女自身のしたいこと』のみに基づいているように見えてしまうこと。
もちろん、人間はエゴに基づいて生きているし、自分もエゴの塊だとは思うけれど、彼女のそれは究極にストイックな感じさえするのが違和感の理由なのだと思う。

自分は料理が好き。
それは食べた相手が『美味しい!』と喜んでくれることが嬉しいから。
自分は『仲間』と思っている相手が喜んでくれればいいやと思う人だから、世間の皆様から認められたり褒められたりしたいとまでは思えないから、エゴイスティックと思われることは少なくないなぁと仕事をしていて思うことはあるけれど、彼女の場合はそれがもっと際立っているように思えるのだ。
だから彼女は料理を夫に一任出来ているのだろう。
コーヒーも彼女の満足する味に淹れられることが最も優先するのだろう。
それが彼女の本が新しくなる度に感じること。
だから次の本を読むかどうかは…。